東京・板橋区の焼肉店。店の看板メニューは能登半島で育てられた能登牛。脂の甘みと柔らかさが特徴のブランド牛だが、地震発生後は入荷できない状況に。さらに能登名産のワインも年内の入荷は困難。苦しい状況が続く中、店を訪れた人からは少しでも力になればと石川を応援する思いが広がっている。きょうJR品川駅の構内にできていた大行列。その目当ては石川県のアンテナショップ。初日には約2000人が来店。想定の2倍以上の人が訪れているという。去年8月に能登を訪れたという夫婦は美しい景色に心打たれたという。「あの風景どうなっちゃってるんだろうって何度も思いました」と話した。ある女性は以前能登の企業と仕事していたという。「のどかで人が優しいんですよね。だから現状で何か買えるものとかそういうもので応援するしかない」涙ながらに話した。女性は福島出身で被災した経験から少しでも未来に繋がればと店を訪れたという。また、石川県に恩返しがしたいという人も。闘病中だった母親と最後に行った旅行先が石川県だったという。遠く離れた場所からでも被災地に届けたい思い。人々が「とにかく気を病まないでほしい」「日本中がみなさんを応援しています、みなさんの味方です」等と呼びかけた。
住所: 東京都港区高輪3-26-27