唐鎌さんは「新規失業保険申請件数は相場が動く材料としてあり得るかなと。FOMCが利下げに言及している以上、今後出てくるものは全部弱いという目で見られる。特に雇用関係の指標は思ったより改善したとあると、ヒステリックにマーケットは反応しやすいと思う。」と話し、西原さんは「デフレ完全脱却には個人消費の拡大が不可欠になる点で、2つの点に注目している。1つ目は実質賃金が底打ちしているが、小売売上高も底打ちしているかというところ。実質賃金はわずかに10月底打ちしているが、小売売上高は前回4.2%ということで1年ぶりの弱さだった。実質賃金と小売売上高に間には2か月程度のタイムラグがあるので、今日出てくるレートはもしかしたら丁重かもしれないが、1月末に発表される12月データで小売売上高が底打ちしているか確認したいと思う。もう1点はパートタイムの賃上げが10月の最低賃金引き上げで上がってきてるというところがある。スーパーの売上高の伸びが弱い。ここが百貨店とスーパーの販売額の比例は2対5。やはりスーパーが上がってくるかに着目したい」と話した。