福島・喜多方市のラーメン店「坂内食堂」には長い行列が出来ていた。あっさりとした塩ベースのスープに水分の比率を高めたモチモチの縮れ麺が食欲をそそる。喜多方ラーメンは1980年代、「朝ラー」ブームを巻き起こした。市内のラーメン店は最盛期に120店舗ほどあったが、現在は90店舗ほどに減少。市の調査では「廃業を検討している」、「まだ決めていない」が半数以上にのぼっている。そんな中、県外から移住しラーメン作りの修行をしている若い世代がいる。星さんは2023年8月、市の「地域おこし協力隊制度」で栃木県から移住してきた。かつては自動車開発の仕事に従事していたが、現在はラーメン作りの技術を学んでいる。3年間の任期を終えた後、市内にラーメン店を出す予定。星さんは「伝統を守りつつ新しいラーメンを追求していきたい」などと述べた。
