自民党の小泉進次郎元環境相が総裁選に立候補する意向を固め、党内の動きがさらに活発化している。(中継)国会記者会館。出馬報道から一夜明け、永田町では小泉氏の一挙手一投足に大きな注目が集まっているが、まだ本人の口からは一切、確定的な話は出ていない。小泉氏は午前中、打ち合わせのため自民党本部を訪れ、その後、議員会館では早速、地方の町長らから総裁選立候補の要請を受けた。先に立候補表明している小林鷹之氏のあいさつ回りでも小泉氏が話題になるなど、永田町は小泉氏の話題で持ちきりとなっている。桜田義孝衆院議員のコメント「進次郎さんも出るってね。若手で2人で票が分散しちゃうんじゃないかって心配してるんだけど」。小泉氏の周辺は「政策も相当細かいところまで詰めている」としたうえで「すでに立候補に必要な20人の推薦人を大幅に上回る議員の支持がある」と話している。20人以上集まっているのに、まだ立候補を表明しない理由について、投票日まであと40日近くある中で、知名度が高い小泉氏がすぐ手を上げる必要はないとの考えがある。裏を返せば早く出ることで失言のリスクもあり、小泉氏を支援する議員も「ギリギリの表明のほうがいい」と話していて、今後いつ正式表明するかが焦点。
住所: 東京都千代田区永田町1-6-2