きのう特別国会があり第2次石破内閣が発足した。きのう国会議事堂には初めて当選した議員らが次々と登院。参議院からくら替えし、無所属で当選した世耕弘成氏は「議員生活27年目の新人ということになりますけれども、心機一転新しい気持ちでしっかり頑張っていきたい」とした。一方25歳の最年少自民党・大空幸星議員は「執行部に対して“間違ってるな”と感じていることは、“間違っているのではないか”と言うことができるのもやはり自民党、私自身も“間違ってるな”と思うことはしっかりと言及していく」とした。きのう石破総理は、1回目の総理指名選挙でしばらくうつむき目をつぶる一幕もあった。林芳正官房長官は、「総理は深夜まで多忙を極める毎日を送っておられますが、本日は風邪気味で風邪薬を服用されていたと聞いております」とコメント。きのう午後2時30分ごろから総理大臣指名選挙が行われた。1回目の結果、石破氏221、野田氏151。誰も過半数に届かず、石破氏、野田氏決選投票へ。きのう午後3時30分ごろから30年ぶりの決選投票が行われた。決選投票の結果、石破氏221、野田氏160、無効84。石破氏の得票が上回り、第103代総理大臣に選出となった。決選投票で立憲の野田代表の票が増えた背景には、共産党が野田氏に投票したという。共産党・田村智子委員長は、「野田代表から“決選投票になったらぜひ協力を”と要請があった、裏金問題の真相解明、企業団体献金の全面禁止を進めることで一致」とコメントしている。旧安倍派の若手議員は「多くはこのまま石破さんでいいとも思っていない」などと話している。
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