EU信用問題が再燃。イタリアでは、長期金利などが高止まりするほか、各国でも新型コロナ対応に伴う積極財政をやめられず、財政赤字をGDP比3%以内におさえるEUルールの逸脱が続く。ムーディーズはイタリアの信用格付けを投資的各級の下限のトリプルBマイナスに相当するBaa3に据え置いた。もしG7で初めて投機的等級に陥れば、債権通貨の組入除外や機関投資家の売りが集中して、金利が急騰する懸念があった。資金調達コストの上昇に伴って業績悪化を招きかねないリスクがある。(日経電子版)
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