中国の7月から9月のGDP=国内総生産は前の年から実質で4.6%のプラスだった。成長の伸びは2四半期連続で減速している。中国国家統計局によると実質GDPの伸び率は前の3ヶ月のプラス4.7%から縮小し、政府が掲げる通年の目標5%前後の成長も下回った。9月の新築住宅価格は主要70都市のうち、9割以上に当たる66都市で前の月から下落した。こうした不動産不況を背景に、個人消費も伸び悩みが続いている。中国政府は先週、財政支援で景気を下支えする方針を示したが、具体的な規模や内容は明らかにされておらず、どこまで踏み込んだ対策がしめされるかが焦点。