のと鉄道は第三セクター。七尾~穴水33キロを結ぶ。利用客の7割が通勤・通学。人口減少で利用客が低迷。長年赤字経営が続き半島北部を順次廃線に。2012年には穴水駅ホームでカキの炭火焼きを楽しめるイベントを開催。2015年には観光列車「のと里山里海号」を運行。年間約6万人の観光客が訪れていた。さらにコロナ前の85%まで客足が回復。3月から北陸新幹線金沢‐敦賀間が開業しさらに観光客が増えるとの期待もあった。のと鉄道の復旧に向けてJR西日本が工事を実施。七尾~能登中島間は2月中旬に運行再開。能登中島~穴水は復旧のめど立たず。バスでの代替輸送を検討している。のと鉄道の中田哲也社長は「多くの社員が被災し現在は鉄道収入もゼロに、それでも国交省・石川県の支援の話もあり少し光が見えてきた。のと鉄道としてもできることを全力でやってまずは高校生ら地域の方の不安から解消したい」という。デーブさんは「観光客が石川県大好きで支援のつもりでも行きたい人多いですから。電車も観光コースの一部として乗りたいですし、最高の鉄道」などと述べた。中野さんは「地元の足から地域の魅力を発信するアトラクションに変わることを求められる時代。穴水から蛸島は廃止になっているんですけど、廃線あとを使ったアート作品も設置されていたりしてそういうのも時々は歩いて見る会とかあってもいいと思う。乗りに行って応援したい」などと述べた。