問題「この時期に起きやすい雪崩の種類は?青・表層雪崩、赤・深層雪崩、緑・全層雪崩」。国土交通省によると雪崩は大きく表層雪崩、全層雪崩に分けられる。すでに積雪のある場所で新しく積もった雪だけが滑り落ちるのが表層雪崩。一方、積雪全体が滑り落ちる大規模な雪崩が全層雪崩。その様子を捉えた貴重な映像は、2011年に山形県大蔵村で発生した全層雪崩の様子。雪が山の斜面を一気に滑り落ち地面があらわになっている様子がわかる。それぞれに特徴がある。全層雪崩は時速40km〜80kmで滑り落ちる一方、表層雪崩は時速100km以上になることもあり、雪崩の距離も遠くまで及ぶ。その発生時期は、全層雪崩は雪と地面の摩擦力が弱まった春先の雪解けの季節に多く見られ、表層雪崩は気温の低い日もありながらまだ新雪が多く降る1月〜2月に多くなる。正解「青・表層雪崩」。