ロシアによる侵攻からまもなく4年を迎えるウクライナでは、戦闘で傷ついたり家族を失うなどしてトラウマを負った人々の支援が課題。今週、首都キーウにある舞台に姿を見せたのは戦闘で手や足を失った帰還兵。イバンさんは侵攻前、銀行で働いていたが、動員後、北東部ハルキウで攻撃を受け、左足を失った。義足で舞台に立つ理由は「自分を立て直し、前に進むためのチャレンジ」と話す。戦闘の長期化で増え続ける負傷兵。この劇団は帰還兵のリハビリやトラウマ克服のために立ち上げられた。戦場での過酷な体験を共有し、つながるための新たな居場所にもなっている。自らの傷と向き合い、前進し始めたイバンさん。一方で、大切な人を失った苦しみにまだもがき続けている人もいる。訪れたのは、侵攻の影響で心に傷を負った人々を治療している支援団体。国境なき医師団・ピンニツァ心のケアセンターの心理士は、「戦争が続き、人々は繰り返しトラウマを受けている」などと説明する。患者数が増加している上、回復に時間がかかる複雑なケースが増えているという。
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