車いすテニス 男子シングルス決勝。パラリンピック初出場の小田凱人選手がこの種目史上最年少で金メダルを獲得した。パラリンピックで4つの金メダルを獲得した国枝慎吾さん以来、日本男子2人目の快挙に小田選手は「継続的な最初の一歩になるのか僕が何するかで決まる」などと話した。9歳の時に左足に骨肉腫を発症、そんな中見たのが2012年ロンドン大会で金メダルを獲得した国枝慎吾さんの姿だった。国枝さんに憧れ成長したどり着いたパラリンピック決勝の舞台。相手は世界ランキング1位 A・ヒューエット選手。小田選手は開始直後から4ゲームを連続で奪うなど、幸先よく第1セットを取った。第2セットではヒューエット選手に主導権を奪われセットカウント1対1に。小田選手は今大会初めてセットを落とした。第3セット、ヒューエット選手が勢いそのままに先にマッチポイントを迎えるが、その直後相手のショットはアウトになり、笑顔で声援をあおる小田選手の姿があった。