- 出演者
- 田所拓也 中川安奈 市川美余 内川聖一
青森・八戸で行われたスピードスケート全日本選手権。女子1000メートルに出場した高木美帆は課題の1つととらえる前半の600メートルをトップのタイムで通過。その後も粘りの滑りでリンクレコードでのフィニッシュ。今大会の出場3種目すべてを制しオリンピックのプレシーズンに圧倒的な強さを見せている。
青森・八戸で行われたスピードスケート全日本選手権。男子1000メートルに出場した28歳の新濱立也。バランスを崩したと600メートルのタイムは3番目だった。ただ、ここから持ち直した新濱は2位に1000分の2秒差の大会記録で優勝した。こちらは今大会二冠で男子短距離陣を引っ張っている。
全日本で3冠を達成した高木美帆選手について、内川は「どの競技でも強いのがすごい」と、市川は「どんどん進化していてすごい」とスタジオコメント。
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カーリングの軽井沢国際選手権。女子決勝に進出したフォルティウスは世界5位のスウェーデンの強豪チームと対戦。試合は相手のいいショットが続きリードされる展開になったが、最終第8エンド、後攻で2点を追うフォルティウスが劇的な逆転勝ちで優勝した。フォルティウス5−4スウェーデンチーム。
カーリング軽井沢国際選手権、男子決勝はSC軽井沢クラブが世界9位のドイツチームと対戦。5点リードされて迎えた第6エンド。相手のストーンを使ってはじき出し2点を奪ったものの、その後は突き放され逆転ならず。SC軽井沢クラブは準優勝だった。ドイツチーム10−4SC軽井沢クラブ。
カーリング元日本代表の市川美余が来年の冬季オリンピックの代表争いについて解説。日本の女子は、かつてないぐらいレベルが上がってきている。これまでのオリンピックの活躍もあって、プレーをする環境が整ってきて、選手の層が厚くなってきたというのが要因だ。代表争いで言うと、やはり世界ランキング、日本勢トップのロコソラーレが中心になる。市川は「オリンピック2大会連続メダルを取ったという経験は大きいですし、実力は頭一つ抜けているのかなと思う。今、進化をキーワードにレベルアップをしているのだが、作戦の幅が広いので、最善の作戦を決めることができる、次のステップに行っている」とコメント。そんなロコソラーレの対抗馬として注目されるのは今大会でもいいプレーを見せた、新世代のチーム。まずは2月の日本選手権で優勝した、SC軽井沢クラブはサードの上野結生とスキップの美優の姉妹でチームワークがよくて、最後の美優選手にいいショットをつなぐことができているという。今大会は世界2位の強豪スイスチームを相手に逆転勝ちもしている。そしてもう一つのチーム、北海道銀行。市川は「若くて、20代前半の選手が中心となっているだが、今回、ツアーで優勝、5大会している最も勢いがあるチーム」と評価。特徴としてはスイープが強く、海外のチームもそうなのだが、投げたあとに、このスイープで修正がきくので、これが非常に大きな強みだという。
カーリング元日本代表の市川美余が来年の冬季オリンピックの代表争いについて解説。来年の2月には日本選手権が横浜で行われる。市川は「どのチームにとっても初めて経験する会場。そのため、氷の特徴を早くつかんで対応できるかというのが鍵。今回の軽井沢の大会に出場したチームも、今回出た課題をどれだけ修正して臨めるかが大事になってくる」と指摘した。
バスケットボール女子の日本一を決める皇后杯。決勝は17大会ぶりの優勝をねらう富士通と、初優勝を目指すアイシンが対戦。アイシンは、元日本代表の渡嘉敷が躍動。前半だけで15得点を挙げる活躍で、リードを広げた。対する富士通は後半守備の意識を高め徹底したディフェンスでリズムを取り戻した。最終第4クオーターで逆転した富士通が4回目の優勝を飾った。富士通65−55アイシン。
プロ野球の新人選手の入団会見が月曜に相次いで開かれた。ソフトバンクのドラフト1位村上泰斗は緊張のあまり自己紹介の出身校のところで詰まってしまっていた。村上の持ち味は150キロを超えるストレート。小久保監督は「マウンドでは堂々としたプレー期待している」とコメントした。一方、阪神の入団会見ではカメラマンからの相次ぐ注文にも新人たちがしっかりと応えていた。24年前の横浜のドラフト1位・内川聖一は当時「3秒師バランスのいい選手になりたい」と話していた。
フィギュアスケート「グランプリファイナル」で活躍した選手たちが火曜日に帰国した。今回日本は男女シングルとペアで5つジュニアの部門と合わせると9つのメダルを獲得した。ジュニアの中田璃士を囲む報道陣に混じっていたのは鍵山優真。今大会は2位ということでさらなる活躍を誓っていた。
火曜日今シーズン活躍した選手を表彰するJリーグアウォーズが開かれた。最も活躍した若手に贈られるベストヤングプレーヤー賞に選ばれたのは川崎フロンターレのディフェンダー高井幸大。持ち味は身長1メートル92センチの体格を生かした、1対1の強さ。今シーズンはゴールも決めた。表彰式の高井選手は恥ずかしがりやということではにかみながら喜びを語っていた。
元日本代表の中村憲剛の引退試合が土曜日に開かれた。この引退試合ではある特別なユニホームが作られた。憲剛のサッカー人生とともに描かれたのは岩手県陸前高田市にある奇跡の一本松。憲剛たち川崎フロンターレは東日本大震災のあと被災地でサッカー教室を開くなど支援活動を続けてきた。その被災地で出会った菅野朔太郎さんは子どものころからユニホームのデザインをするのが夢だった。その菅野さんに憲剛は引退試合のユニホームのデザインを託した。憲剛が大切にしてきた被災地への思いが最後のユニホームに込められている。
2024年夏にパリの地で生まれた数々の名勝負に迫る。今回はパラリンピックの車いすテニス女子シングルスで金メダルを獲得した上地結衣の知られざる物語。決勝で対戦したのが、ディーデデフロート。6年以上世界ランキング1位を守り続け、上地選手はパラリンピック直前の国際大会まで3年5か月にわたって29連敗を喫していた。この絶対王者に勝つため、去年結成されたのがチーム上地。コーチに加え、車いすの技術者もいた。
パラリンピックの車いすテニス女子シングルスで金メダルを獲得した上地結衣の知られざる物語。決勝で対戦したのが、ディーデデフロート。ローランギャロスのセンターコートのサイドにいたのはチーム上地の小野誠佳コーチ。そして国枝慎吾も解説席で試合を見つめていた。チームの思いを背負い試合が始まった。いきなり3ゲームを連取する上地にとって理想的な試合展開は車いすテニスの命ともいえるある道具がもたらしていた。目指したのがより素早く動かせる車いす。布製だった座面をより体にフィットする樹脂製に変えることを提案した。パラリンピックを1年後に控え車いすに手を加えるのは異例のこと。それでもデフロートのパワーテニスに対抗するには機動力を上げるしかないと考えた。機動力がある車いすの力を借り上地は先手を取った。しかし、第4ゲームから流れが変わる。デフロートが持ち味のパワーを生かし力強いショットを打ち込むと、前に出ることができなくなっていった。王者の圧倒的なパワーの前に上地は5ゲーム連続で奪われ第1セットを落とした。
パラリンピックの車いすテニス女子シングルスで金メダルを獲得した上地結衣の知られざる物語。第1セットを落としたが、小野コーチは第1セット第8ゲームに見せたドロップショットを評価していた。第2セットも上地選手はドロップショットを打ち続けた。チーム上地がデフロート選手攻略の鍵になると考えてきたのがドロップショットだった。女子選手ではほとんどやらないという難しいショットだが、上地はこの1年毎回欠かさず練習に取り入れてきた。第8ゲーム。ついにドロップショットが決まり、試合の流れを引き寄せた。デフロート選手のパワーテニスを封じポイントを重ね、女子シングルス初の金メダル獲得につなげた。日本女子の車いすテニスの歴史を変えた上地が試合後、語ったのは共に戦った仲間への感謝だった。
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プロの意地がぶつかった22球。広島対中日の試合。広島の矢野選手が2球で追い込まれてから、脅威の粘りを見せる。
球団創設20年目の楽天。交流戦で初優勝を果たした。ソフトバンクとゲーム差なしで首位を争っていたが、最終戦を勝ちきって優勝を決めたとのこと。
プロ6年目日本ハムの水谷瞬選手が、交流戦で歴代最高打率438と大活躍しMVPに選ばれた。水谷選手は去年現役ドラフトでソフトバンクから加入。去年まで一軍での出場はなかったが日本ハムで開花。
球界最年長の44歳、ヤクルトの石川投手が6月の楽天戦で勝ち、史上初めて新人から23年連続勝利を挙げた。スタジオからは、まず23年間投げ続けられるのがすごい。これからも勝利の記録が続いてくれることを期待する。という声があがっていた。
レギュラーシーズン3位から、26年ぶりの日本一にまで上り詰めたDeNA。三浦大輔監督は、最高のファンの方の前で優勝できて最高に嬉しいとコメントした。パ・リーグ王者のソフトバンクに2連敗としながら、そこから4連勝した。ホームで勝てず、ソフトバンクの本拠地での戦い。苦しい状況だったが、見事な巻き返しだったという。連敗後は選手同士でミーティングを行っていたという。