きのう、基礎年金の底上げが追加された年金関連法案が衆議院本会議で可決された。修正案の提出からわずか2日のスピード通過となる。日本維新の会・青柳仁士政調会長は「ちゃんとした抜本的な議論を行う期間、そしてその場が必要ではないか」、石破総理大臣は「各党において本当に真剣な議論を積み重ねた結果、今日のこの委員会に結実していると思っている」などと述べた。年金制度改革関連法案はパートなどで働く人が厚生年金に加入しやすくなるよう、年収106万円の壁の賃金要件や従業員51人以上の企業規模の要件の撤廃などが法案に盛り込まれた。火曜日に立憲民主党が求めた厚生年金の積立金を基礎年金の底上げに活用する底上げ策を与党が受け入れ、共同提出した修正案がきのう可決された。立憲に対して国民民主党・浅野哲議員は「他の野党との協議を横に置き、真っ先に与党との協議に突き進んだ一連の行動には強い違和感を感じる」などと述べた。