きょうのテーマは「急増中 ”代引きトラブル”って何?」。インターネットなどで洋服を見つけて、支払いが「代引き」のみだったが注文。数日後、荷物が代引きで家に届きお金を払う。荷物を開けたところ、偽物が入っているという事態があるとのこと。開封前に中身が本物なのか偽物なのか、確認することができないという。ここ数年国民生活センターなどには、1年で1万3000~1万4000件を超える相談が寄せられているとのこと。今年は6月末までの3か月で約4498件だと伝えられた。この数字は、前年同期比で約3倍なのだそう。偽物が届くというトラブルは、クレジット決済の注文でも発生しているとのこと。国民生活センターによると、消費者側は現金でやりとりできる安心感をもっていることが多い、その中で悪質な事業者はクレジットカードの中で事業者に対しての審査も厳しいので、代引きに流れる悪質な事業者が多いとのこと。60代男性の相談事例が紹介された。国内大手家電メーカーのロゴが掲載されたポータブルファンヒーターのSNS広告を見て、2台を約8000円で代引きで注文した。ところが届いてみると、全く暖まらないとのこと。実際に家電メーカーに問い合わせると「製造していない」とのこと。代金は返金されなかった。50代男性の相談事例では、ブランドシャツ3枚を1万2000円で購入、支払いは代引きに指定されていた。商品は偽物でタグもついていなかったとのこと。サイトの説明には「タグがついていないと返品ができない」「返品は受け付けない」とのこと。宅配業者に対して、荷物を開ける前は受け取り拒否は可能と伝えられた。さらに、1度開けてしまうと宅配業者には返金・補償は求められないという。トラブルを防ぐには、「代引き注文をする前に立ち止まる」。相談の多い商品は「洋服」「空調・冷暖房機」だという。注意するべき点は相場より極端に安いものや、2点目以上が大幅値引き、日本語サイトを海外業者運営のケースがあるのこと。トラブルに困ったら、消費者ホットライン188。