フランス・マクロン大統領が電撃的に解散に踏み切った議会下院に当たる国民議会の選挙の決戦投票。フランスの公共放送は調査機関の独自の集計結果などに基づく予測として、“左派の連合「新人民戦線」が最大勢力になる見通しだ”と伝えた。577の議席のうち新人民戦線が172から192議席、中道のマクロン大統領を率いる与党連合は152から158議席、極右政党の「国民連合」が連携する勢力と合わせて138から145議席を獲得する可能性があるとしている。先月30日に行われた1回目の投票では国民連合と連携する勢力が得票率で首位に立ったが、決戦投票に向けて新人民選選と与党連合が候補者を一本化して選挙協力を進め、国民連合の勢いを止めた形。