「習字に使う「墨」ってなに?」というクイズが出された。正解はすすをにかわで固めたもの。すすはロウソクを灯したときにでる。にかわは牛や鹿などの皮を煮て出てくるコラーゲンのこと。水とすすは混ざり合わないがにかわを加えるとよく混ざり合う。「松煙墨」は松の木から取れるすす、「油煙墨」は植物油から取れるすすで作られている。松煙墨を伝統的な製法で作っている人は堀池雅夫さん1人だけ。赤松を細かく割り2m四方の部屋で2週間燃やしてすすを集める。にかわと香料を練り合わせて木型にはめて5~6年かけて乾燥させ出来上がる。清の時代に作られた松煙墨は40~50万円。油煙墨は植物油を2時間燃やしこちらも5~6年乾燥させる。松煙墨は青く見えるので青墨とも呼ばれる。油煙墨は黒みが強く淡くすると茶色に見える。墨は顔料と呼ばれ劣化しにくいので書いたものがそのままの状態で残り水にも強い。書き初めの起源は年始や元号が変わったときに書く「吉書」。言霊信仰で良い年になるよう思いが込められている。街の方々に2024年の願いを書いてもらった。チコちゃんの書き初めは「半チャーハン」。
住所: 千葉県佐倉市城内町117
URL: http://www.rekihaku.ac.jp/
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