- 出演者
- 寺門亜衣子 今田耕司 石黒賢
石黒賢のファミリーヒストリーに迫る。
ゲストの石黒賢が登場。今田耕司とお互い「変わらないですね」と言い合った。
オープニング映像。
石黒賢のファミリーヒストリーに迫った。石黒賢の伯父・敏さんは代々の当主が自らの手で書き遺した由緒書きを持っており、今から400年以上前、戦国時代を生き抜いた初代・判兵衛からのものが遺っている。判兵衛はもともと徳川家の家臣に雇われていたが、天下泰平の世になって職を失い、浪人として苦労を重ねていた。二代目・文可から加賀藩に雇われ、その後、石黒家は加賀藩で着々と出世していった。五代目・嘉左衛門は百五十石の正式な加賀藩士となっている。文化元年(1804年)、七代目・嘉左衛門千尋が誕生。千尋は国学者として名を馳せた。
石黒賢は「千尋さんが国学者だということは知ってた」などとコメントした。
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- 石黒嘉左衛門千尋
石黒賢の曽祖父・五十二は大学南校(東京大学の前身)に通っており、土木工学を専攻していた。卒業後は神奈川県庁で土木工事の専門家として働いた。しかし、望んでいた仕事ばかりではなかった。そんな時、文部省が希望者を募っていた海外留学に飛びついた。24歳の五十二はイギリス・ロンドンへ。五十二は現場でイチから土木を学び直した。入社したのはイーストン&アンダーソン社。トップクラスのエンジニア集団として知られていたという。時には、遠くエジプトまで出張し、10か月間、テント生活を送りながらサハラ砂漠の疎水工事にも取り組んだ。五十二の建造物が今もスコットランド北部の小さな村に残っている。帰国後は日本各地のインフラを整備した。石黒賢の祖父にあたる五十二の長男・九一は、大叔父・榎本武揚の影響を受け、電気工学の道に進む。京都大学を卒業後、タービン発電機の設計に尽力。昭和9年には設計主任を務めた発電機が発電量世界一を記録している。
石黒賢は「圧倒されますね、ご先祖さまが立派すぎて」などとコメントした。
三菱電機に就職した九一は長崎県長崎市で暮らしていた。昭和11年、石黒賢の父・修が誕生。幼少期の修は周囲の大人が手を焼く暴れん坊だった。昭和16年、太平洋戦争が開始。昭和20年8月9日、原子爆弾が投下された。九一がいた工場は爆風により窓ガラスが割れ、天井や壁の一部が崩落。九一は割れたガラスで傷だらけになりながら大急ぎで家族の元へ。一方、修は爆心地から約3kmの地点にいて熱線を免れていた。後に、家族全員、再会することができたという。しかし、皆被爆していた。
昭和20年8月12日、石黒賢の父・修が誕生日を迎えていた頃、東京・霞が関では降伏か徹底抗戦か混乱のさなかにあった。海軍大臣の米内光政は一人の書記官を呼び出し、国家の運命を左右する問いかけをする。「君はどう思うか?」。問われた書記官の名は杉田主馬。後に石黒賢の母方の祖父となる人物だった。
太平洋戦争の終結に関わっていた母方の祖父・杉田主馬。現在の岐阜・揖斐川町にルーツがある。明治39年、杉田巻太郎の次男として生まれたのが主馬。主馬は幼少期から周りに流されず自分の意思を貫く少年だった。主馬が目指したのは外交官。子どもの頃から熱心に語学を学んだ。東京帝国大学在学中に難関の外交官試験に合格している。海軍での仕事にやりがいを感じた主馬は法律を担当する書記官として働き始めた。海軍の命でトリニティ・カレッジ (ケンブリッジ大学)にも留学している。日中戦争が始まると、主馬は欧米諸国の租界地となっていた上海との間を何度も往復。国際法の知識を生かし、アメリカやイギリスとの関係改善に奔走した。
石黒賢の父・修は運動神経が抜群で幼少期は野球に熱中していた。いつしかその熱はテニスに移り、14歳上の兄・富治雄にテニスを習った。高校3年になると全日本ジュニアとインターハイの2冠を達成。進学した慶応大学のテニス部でも大学生シングルス2連覇を達成した。大学卒業後は実業団選手として活躍。元プロテニスプレーヤーの松岡修造がテニスを初めて教えてもらったのは修のテニス教室だったという。
石黒賢は「ひょんなことから始めた芝居が生業となって、こういうことをやろうとか今度はこういう作品でこういう企画をやってみたいとか思うようになってきて、ご先祖さんの気質が僕の中にも流れているという気はした」などと話した。
歴史的に貴重なものが石黒家で保管されていることが分かった。それは石黒賢の曽祖父・五十二以来受け継がれてきた短刀。茎に銘打たれていたのは「星鉄」の文字。すなわち流星刀。流星刀とは明治時代に榎本武揚が鉄を含む隕石を使用して作らせた日本刀のこと。記録上、日本には5振しか存在せず、伝説の名刀と呼ばれている。
石黒賢はかつて父が語っていたことについて「何か一つ満点のことを。難しいけど大切にしていきたい」などとコメントした。
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