戦後80年の節目となる今年、沖縄の地へ降り立った天皇皇后両陛下と愛子さま。沖縄県を訪問されるのは両陛下は3年ぶり、愛子さまははじめて。今日と明日の2日間、戦没者を慰霊される天皇ご一家を歓迎する声があがった。戦時中壮絶な地上戦で約20万人が犠牲となり、戦後も基地の島として大きな負担がのしかかる沖縄。こうしたなか、天皇ご一家がきょう訪問されたのは、糸満市にある「国立沖縄戦没者墓苑」。花を受け取ると、沖縄の地上戦で亡くなった人々の遺骨が眠る納骨堂の前で、一礼。そして、花を手向け再び深く頭を下げられた。その後、天皇ご一家は遺族の声などに、じっくりと耳を傾けられた。午後3時半すぎ、天皇ご一家は沖縄戦で亡くなったすべての犠牲者の名前が刻まれた記念碑「平和の礎」の前に。戦没者342人の刻銘版の前で説明を聞かれた。一方できょう、天皇ご一家が訪問された場所の近くで抗議デモが発生。昭和天皇の戦争責任をめぐり、複雑な重いを抱き続ける県民がいるのも事実。
住所: 沖縄県糸満市字摩文仁
URL: https://heiwa-irei-okinawa.jp/facility/okinawasenbotsushaboen/
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