来年1月13日に行われる台湾総統選挙。中国の軍事的脅威とどう向き合うのか。清泉崗空軍基地は空軍最大の基地。中国との最前線だ。去年8月、アメリカの下院議長の台湾訪問以降、事実上の「停戦ライン」を越えるケースが急増している。中国軍機の中間線越えは、去年は949機で、今年は10月時点で1377機。この日、スクランブル訓練が行われていた。中間線越えが台湾軍の負担になっている。台湾 国防安全研究院の准研究員は、中国は台湾やアメリカ、日本がどう反応するか見ているという。中国国内にむけたアピールにも利用しているという。中国と台湾の空軍力の差は開く一方だ。中国政府は、台湾独立は戦争を意味するという。民進党は台湾独立の立場を頑なに維持していると中国国務院台湾事務弁公室の報道官は言う。中国とどう向き合うのかは総統戦の争点だ。