台湾の選挙で気になるのは中国の介入。軍事的圧力について、中国は去年4月と8月に台湾周辺で軍事演習を行っている。さらに台湾国防部によると、去年末から中国の気球の飛来が相次いでいるという。一部は台湾本島の上空を通過したという。さらに、公式メディア発しにゃ偽情報など認知戦があると言われている。今回の総統選での認知戦は、巧妙なやり方をするようになってきているという。現地の協力者は、国民党関係者や元軍人を中国に招くなどしていたが、今回は地方の政治家や村長を中国に招いて接待するみたいなことが行われているという。日本への影響が懸念される台湾有事。去年11月に米中首脳会談で習近平国家主席は「台湾はいずれ統一できるし必ずや統一される」と強い意欲を誇示した。米政府高官によると、台湾に大規模侵攻する準備はしていないとも協調。山口さんは、習近平主席が発言したのは2027年や35年までの武力行使というそうした計画が具体的にあるわけではないという指摘だが、武力行使の可能性自体は否定していない。それが必ずしも差し迫っているわけでもないという。現状維持に関して、民進党も国民党もあまり変わらないが、やり方のために中国とどう付き合うかの違いなどと述べた。