- 出演者
- 山本隆弥 蓬莱大介 中谷しのぶ 野村修也 足立夏保
珠洲市から中谷さんが中継。能登半島地震から13日目を迎える。電信柱が折れ、家屋は倒れ、ガラスが割れている。珠洲市では、死者98人。安否不明者5人。
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- 石川県 ホームページ飯田町(石川)
珠洲市は揺れだけでなく津波の被害にも遭った。多くの地域で断水も続く。トイレは近所の井戸水で流しているという人もいる。まだ全容が分かっていない地域は多い。求められる支援を取材した。
石川県輪島市の映像を背景に北陸地方の気象情報を伝えた。
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- 輪島市(石川)
阪神淡路大震災で母親を亡くし児童養護施設で育った鈴木佑一さんは阪神淡路大震災の追悼行事で遺族代表を引き受けた。阪神淡路大震災は1995年1月17日に発生し6434人が死亡した。鈴木佑一さんは当時酒を飲んで暴れる父親から逃れるため、神戸母子寮で母と兄との3人で暮らしていた。昭和初期に建てられた木造2階建ての神戸母子寮は全壊し、母親2人・子ども2人・職員1人が死亡した中で1階の部屋で寝ていた当時5歳の鈴木佑一さんと兄は無事であったが母は冷蔵庫の下敷きになり死亡した。父は兄だけを引き取り鈴木佑一さんは児童養護施設に預けられ20歳になるまで過ごした。鈴木佑一さんは現在神戸で服と雑貨の輸入販売業を営み、今も養護施設に足を運んでいる。鈴木佑一さんは母の形見と手紙を届けた元職員の岡本由美さんに会い、母の兄弟等の親戚とのつながりを取り戻したという。
山崎怜奈は今回の北陸の地震でも親と離れてしまう子どもが今後出てきてしまうことを考えると、いかに孤独にさせないかが災害関連死を防ぐことにもつながる等と話した。
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- 阪神・淡路大震災
台湾では今日時期総統を決定する台湾総統選が今日投開票を迎えている。台湾では全壊の総統選の投票率が70%超となっていて、現地では多くの人が選挙に関心を持っている。昨夜行われた与党候補の大規模集会には多数の支持者らが訪れ、出店では候補者のグッズなどが売られていて買い求める人が多くいた。その後時期総統最有力候補の与党・民進党の頼清徳氏が会場に登場し、会場は熱気の渦に包まれた。今回の総統選を巡って頼清徳氏は現政権の路線を継承して中国と距離を置いてアメリカとの関係を重視するとしていて、最大野党・国民党の侯友宜氏は対話を通じて中国との緊張緩和を訴えている。第三政党・民進党の柯文哲氏は対立する米中のかけ橋になる事を掲げていて、候補者全員が異なる対中政策を打ち出している。中国は去年台湾周辺で軍事演習を繰り返すなど圧力を強めていて、台湾では軍以外でも有事を見据えた対策が行われている。
台湾南部の高雄市には軍では政府機関が所有する巡視船が停泊している。この巡視船はミサイルを発射することが可能で、有事の際は海軍との共同作戦も想定されている。近年建造されている巡視船はより機動性を高めるよう設計されていて、システムもより最新のものを搭載して防衛力を強化している。
台北市から中継。台湾では投票する際、既に名前が書かれた用紙にスタンプを押すという。台湾の人々の中国に対する複雑な思いについて、文化や経済など様々な分野で中国との結びつきが強いため、脅威を感じていても遠ざけることは難しいという。巡視船の取材では、関係者らが中国の圧倒的な軍事力の差を感じていて、備えが進む一方で厳しい現実もあるという。
今日の総統選で、立法委員の選挙も同時に行われる。民進党政権が8年続いたということで、バランスを取る可能性が取り沙汰されているという。今回の選挙は必ずしも台湾の独立あるいは中国との統一を当選挙ではないため、総合的な判断がくだされるという。
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台湾総統府前から中継。台湾では、総統府前で投票日前日に最後の演説をしたものが総統選を制すと言われていて、各陣営こぞってこの場所を狙うが、今回は民衆党の柯文哲陣営だった。世論調査では、民進党の頼清徳氏がリードしているが、その後ろを野党候補2人が追いかける情勢になっていて、選挙の結果は見通せない状況となっている。中国は、政権交代を臨む姿勢を示していて、台湾からの輸入品を巡って関税の優遇措置を一部停止するなど揺さぶりをかけている。また、選挙を前に世論工作を様々な手段でかけていて、台湾政府も警戒している。世論工作の1つとされるのが、台湾の若者をターゲットにした中国へのツアー。中国としては、次世代を担う台湾の若者に親中派を育成する狙いがあると見られる。選挙の結果の影響は、仮に国民党が勝利した場合には中国との距離感は縮まると予想されていて、日本とアメリカは、安全保障上戦略に影響する可能性があるという。ただ、国民党としても中国と適度な距離感を臨む台湾の民意に反して、中国と距離を縮めすぎるということはできないとみられる。民進党が勝利した場合には、中国はさらに圧力を強めると見られる。
台湾の選挙で気になるのは中国の介入。軍事的圧力について、中国は去年4月と8月に台湾周辺で軍事演習を行っている。さらに台湾国防部によると、去年末から中国の気球の飛来が相次いでいるという。一部は台湾本島の上空を通過したという。さらに、公式メディア発しにゃ偽情報など認知戦があると言われている。今回の総統選での認知戦は、巧妙なやり方をするようになってきているという。現地の協力者は、国民党関係者や元軍人を中国に招くなどしていたが、今回は地方の政治家や村長を中国に招いて接待するみたいなことが行われているという。日本への影響が懸念される台湾有事。去年11月に米中首脳会談で習近平国家主席は「台湾はいずれ統一できるし必ずや統一される」と強い意欲を誇示した。米政府高官によると、台湾に大規模侵攻する準備はしていないとも協調。山口さんは、習近平主席が発言したのは2027年や35年までの武力行使というそうした計画が具体的にあるわけではないという指摘だが、武力行使の可能性自体は否定していない。それが必ずしも差し迫っているわけでもないという。現状維持に関して、民進党も国民党もあまり変わらないが、やり方のために中国とどう付き合うかの違いなどと述べた。
石川県・珠洲市の映像が流れ、気象情報を伝えた。
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週間の天気予報を伝えた。