イタリア・プーリア州からの中継。ローマ教皇も参加してAIの利活用をめぐる議論が行われている。ローマ教皇がG7サミットに参加するのは初めてである。参加したのはAI人工知能をテーマにしたセッションで以前からAIについて倫理面での懸念を示していた。会合でローマ教皇はAIの兵器利用に懸念を表明し規制の強化を求めた。急速に普及する生成AIの利用に伴う消費電力の増加である。IEAによるとグーグル検索1回あたりの消費電力は0.3ワットアワー、Chat GPTで1問質問するのにかかる消費電力はおよそ10倍の2.9ワットアワーである。大量の電力が必要な理由の一つが生成AI向けにデータの計算や保存を担うデータセンターの存在である。その電力消費量が世界全体で2026年に2倍を超えるとの試算もあることから各国で電力網への負荷が懸念されていてG7サミットでも議題の一つになったものとみられている。