きのうの日経平均株価は節目の3万8000円台を回復し、一日を通じて上昇。前日比710円高の3万8432円で取引を終えた。約3カ月ぶりの高値水準となった。アメリカの半導体大手・エヌビディアの好決算が株価を大き押し上げた。ニッセイ基礎研究所・井出真吾氏は「事前の市場予想を上回りポジティブサプライズになった。日本でも半導体関連株の東京エレクトロンやアドバンテストに買いが集まった」と解説。アメリカの国際貿易裁判所が、トランプ政権の相互関税などが違法だとして差止めを命令したことで市場に安心感が広がった。ドル高円安を受け、自動車株や輸出関連株に買いが集まったという。