IMFが22日、最新の世界経済見通しを公表した。今年の世界全体の実質成長率は3.2%に据え置いた。来年についてはわずかに下方修正し3.2%となった。景気のソフトランディングの見通しを維持しつつ欧米と中国が関税引き上げを応酬する事態となれば世界経済が失速する可能性があると指摘した。国別では個人消費の強さからアメリカの今年の成長率を上方修正した一方、ユーロ圏については主要国・ドイツの不振に圧迫され下方修正した。また日本は認証不正による自動車の生産停止などが響き、0.4ポイント下方修正した0.3%と予想している。