子どもの成長や年齢にあわせてたくさんの種類があるおもちゃだが、頻繁に買い替えるとお金がかかる。こちらで販売されているおもちゃは低下の半額以下。NGOが寄付されたおもちゃを修理しバザーで販売している。個人や企業から寄付されるいおもちゃは年間約80トン。NGOでは検品をし、修理・部品の再利用などに分類している。廃棄ゼロを目指しているが、分別するのは時間も費用もかかるのでそのまま廃棄されるおもちゃもあるという。韓国政府によると、毎年約2万トンのプラスチックのおもちゃが廃棄されているが、NGOは実際の量はその2倍以上だとみている。おもちゃのリサイクルをビジネスにかえた企業もある。イ・チェジンさんは子どもの成長に欠かせないおもちゃが使えなくなると捨てられてしまう現実を目の当たりにした。捨てずにリサイクルする意識を広めたいと会社を立ち上げた。ビジネスの理念の一つは環境保護。おもちゃの約3分の1は再利用が難しいため、分解して仕訳け粉砕する。粉砕した素材は樹脂原料となり石油化学工場に販売している。イさんの会社では直すことができるおもちゃは福祉団体に寄付している。作業をしているのはかつて機械整備師などをしていた高齢者たち。循環型事業モデルとして国外からも注目されている。