石破総理は国連総会での演説で、ロシアのウクライナ侵攻によって機能不全が露呈した国連の安保理改革を主張し、常任・非常任理事国の拡大が必要だと訴えた。演説は戦後80年を強く意識したものであったが、その後開いた記者会見では国内で表明する戦後80年の自身の考えについて総理談話ではなく、メッセージの形で発表する考えを明らかにした。石破総理は戦争の記憶を決して風化させてはならず、二度と戦争を起こさせない観点が重要だとした上で、安倍元総理の70年談話で提起された「なぜ戦争を止めることが出来なかったのか」などについて私なりの考え方を申し述べたいと意欲を見せている。