北朝鮮は先月、国連総会で行った演説で「核保有国としての地位は覆すことはできない」と述べるなど非核化は不可能との立場を主張している。韓国KBSは北西部の寧辺の施設について人工衛星の画像で調べたところ、原子炉の稼働や施設の大規模改修の様子が確認されたと伝えている。寧辺原子力研究団地を衛星から見下ろすと5メガワット級の原子炉から冷却水が排出されていることが分かる。25メガワット級の実験用軽水炉からも冷却水が出ている。熱赤外衛星でも高温が観測された。専門家によると、プロトニウムや高濃縮ウランなど核物質を生産しているとみられる。大規模な施設の改修作業も確認された。94年のジュネーブ合意によって工事が中断されていた50メガワット級の原子炉施設の敷地内で掘削工事が行われていることから、新たな施設を建設している可能性があるとみられる。50メガワット級の原子炉が建設される場合、核物質の生産能力は飛躍的に向上する。アメリカが対話再開を求める中、北朝鮮は非核化は不可能という立場を堅持している。寧辺などの核施設を稼働し、核武装の強化を進めている。
