米国ニューヨークの国連本部で3日、2021年に発効した核兵器禁止条約の第3回締約国会議が開幕した。初日のハイレベル会合では母親の胎内で被爆した日本被団協の濱住治郎さんが自らの経験とともに核廃絶の重要性を語り、「原爆は本人の未来を奪い家族も苦しめる悪魔の平気です」と述べた。核兵器禁止条約はこれまでに94の国と地域が署名し73の国と地域が批准しているがアメリカやロシアなど核保有国は条約に加わっておらず、今回の会議にも参加していない。また日本も3年連続で参加を見送ったほか去年まで参加していたドイツも不参加を決めるなど会議の実効性を疑問視する声も上がっている。
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