琉球大学などの研究チームは、海藻はどれだけの二酸化炭素を吸収しているのか、海底の土の成分を分析し解き明かそうとしている。海藻が吸収した二酸化炭素は炭素となり、先端が切れたり朽ちたりすると海底に堆積する。長期間、土の中に残る炭素はブルーカーボンと呼ばれ、地球温暖化対策の切り札になると注目を集めている。去年、日本は自国の海域に自生する海藻が吸収する二酸化炭素量を独自に算定。約35万トンあると世界で初めて国連に報告した。一方、二酸化炭素を吸収する海藻そのものを増やそうという研究も。岩手県では、企業や大学、漁業者などがコンブの垂直養殖と呼ばれる技術を研究している。
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