熱戦続くミラノ・コルティナ五輪はあす閉幕する。金メダルに輝いたフィギュアスケートのりくりゅうペアを始め、日本は冬季五輪で史上最多のメダルを獲得した。その陰でスピードスケート男子10000mで銀メダルを獲得したウラジーミル・セミルニーは去年8月、ロシアから国籍をポーランドに変更。理由はウクライナ侵攻に反対だったから。他にも多くのロシア出身選手が国籍を変更。ロシアメディアによると、ロシア出身で外国代表として37人が出場した。ロシアはウクライナ侵攻を続けており、今回も同盟国ベラルーシとともに国を代表する形では出場できず。ロシアによる侵攻を積極的に支持しているとIOCに判断された選手は除外。ロシアとベラルーシからは個人資格の中立選手として20人が出場した。ロシアの侵攻で亡くなった24人のアスリートをあしらったヘルメットで競技に臨もうとしたウクライナの代表選手のヘラスケビッチについてIOCは「政治的発言を禁じる五輪憲章に反する」とした。失格で出場禁止となっても戦争の悲惨さを訴えた。去年11月、国連総会では五輪開幕1週間前からパラリンピックの閉幕1週間後までの休戦決議を採択した。ウクライナ外務省は五輪開幕から5日間で5人の子どもがロシアに殺害されたと休戦破りを非難した。イスラエルの出場に“ダブルスタンダード”との批判もあった。五輪期間中もガザへの空爆を行い、去年10月の停戦合意以降イスラエル軍の攻撃で601人が死亡したが、イスラエルは国として出場している。今大会に陰を落としたのは、アメリカ・ICEへの抗議デモ。今回、米代表団警備支援のためICEが派遣されることに抗議の声が上がった。アメリカのフリースタイルスキー代表・ヘスは「今のアメリカを代表するのは複雑な気持ち」などと述べた。
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