処分から一夜明け、政府与党からはけじめという言葉が相次いだ。処分を受け入れる議員がいる一方、離党勧告を受けた塩谷氏は処分を不服として再審査請求を検討すると表明した。不満が渦巻く自民党だが、その一員は処分の線引きの不透明さにある。個人として3000万円近い不記載があった萩生田氏は処分が決まる前に政調会長を辞任していて、実質的には新たな制裁がない。なぜこれほど処分が甘いのかと問われた岸田総理は、しかるべき手続きを踏んだ上で判断を定めた次第などと述べた。また、総理自身に対して何の処分もないことが最大の甘さの象徴などと指摘する声もあった。岸田派の不記載額は3年間で約3000万円で、岸田総理は議員へのキックバックはなかったと強調するが、派閥が溜め込んでいた形だった。