2023年8月、東京は全ての日で30℃を超える真夏日を記録し、観測史上初めての夏となった。これによって“地球沸騰”という言葉も生まれた。真鍋淑郎博士は地球温暖化の予想に不可欠なコンピューターによるシミュレーションの基礎を築いた。松野太郎博士は精密に気象を予測できるシステムを確立した。ハンス・J・シェルンフーバー教授は地球を巨大なシステムとみて、地球温暖化を研究した。地球温暖化が進むと大規模災害のリスクが高まることを発表し、産業革命前と比べて平均気温の上昇を2℃未満に抑える必要性を訴えた。ヴィーラバドラン・ラマナサン教授は二酸化炭素以外にも地球温暖化への影響が大きい物質を発見した。