ラグビーの現場で培った専門医療を地域の医療に役立てようと新たな法人を作った。チームのドクターやトレーナーが選手だけでなく一般の患者も診療。リハビリのための設備の充実していて運動によるケガからの復帰や慢性的な体の痛みの改善もサポートしようというのが狙いだった。開設から1年3ヶ月ほど、広いスペースを活用して理学療法士が頚椎や腰の慢性的な痛みを抱えた患者向けに施術を行っている。クリニックにはワイルドナイツの選手も通院している。選手が筋肉の機能回復に関する触診を受けている隣で一般の患者たちがストレッチなどを受けている。こうした光景は今後も増えていきそうだ。全国各地でこうした取り組みが進んでいるが様々なスポーツのプロチームがその競技の特色を活かし、地域の医療に貢献しているのが埼玉ならではだと感じる。今月からはワイルドナイツのトレーナーもクリニックのメンバーに加わる。クリニックでは今後引退したチームの選手などが働けるセカンドキャリアの場にもしたいと考えているそう。