連合の芳野会長は「5%以上の賃上げを今年の春闘の目標に掲げることで実質賃金をプラスに転じる事を目的としていて、中小企業・非正規労働者も含めて必ず実現させなければならない」、「デフレからの脱却は必要であるが、良いもの・良いサービスには値がつくというマインドが消費者に浸透しないといけない」など話し、経団連の十倉会長は「去年を上回る賃上げは出来ると考えていて、今年は特に構造的賃上げに向けて重要な年になる」、「コストプッシュインフレから始まったデフレからの脱却のチャンスを活かしてインフレ方向に向かせるべきで、企業としては物価をにらみながらベアで応えていくべき」など話した。新藤経済再生担当大臣は「今年の春闘は30年ぶりに経済を好転させるチャンスで、少子高齢化問題を抱えた中で成長できるよう国民の暮らしを向上させるために賃上げを実現させなければならない」、「中小企業など世の中全体で賃上げの波を作っていくべきで、物価上昇に合わせて賃金が上がることを社会通念にしなければいけないので、消費者・発注元も含めてマインドを変えていかなければならない」など話し、中小企業家同友会全国協議会の広浜会長は「人手不足が深刻化している中で中小企業も続かなければいけない状況で、一定の賃上げをしなければならないという空気感があるものの原資を確保できるのかは別問題となる」など話した。埼玉大学の金井教授は「今年の春闘はデフレマインドの払拭がまだまだ必要で、企業・組合の慎重姿勢を取り払っていくべきだと考える」など話した。
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URL: http://www.saitama-u.ac.jp/
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