セブン−イレブンできょうから一部地域で販売をスタートしたのはドーナツ(東京、千葉、埼玉のみ)。特長は“揚げたて”。工場で作ったドーナツを急速冷凍。店舗で調理することで出来たてなのはもちろん、ふんわりもっちりとした食感が楽しめる。種類は生地にメープルシロップを混ぜ込みほんのりした甘みのあるメープルをはじめ、カスタード、チョコの3品となっている。今、第5次ブームとも言われるドーナツ。人気の火付け役・生ドーナツをはじめ、まるでハンバーガーのようなお惣菜系まで。更に、専門店以外でも。うどんチェーンの丸亀製麺では今年6月から、うどんのもちもち感を生かした「丸亀うどーなつ」を販売している。国内のドーナツ市場は右肩上がりとなっていて、今年はおよそ1500億円に上るとみられている。こうした中、今回発売となったセブン−イレブンのドーナツだが、かつてコーヒーマシンの横にあったセブンのドーナツ。競争激化で販売が伸びず、2017年に撤退している。復活のきっかけは“カレーパン”。以前のドーナツは工場で出来上がったものを店舗で販売。一方、その後登場したカレーパンは店内で揚げることでヒット商品に。このカレーパンのノウハウを生かし、ふわふわの食感や風味を損なわない出来たてドーナツの提供が可能になったという。今回リベンジとなるドーナツ商戦。セブン−イレブンはニーズを見極めたうえで今後、全国展開を目指したいとしている。