新卒の採用難や若手の離職が課題となる中、新たな福利厚生で従業員の満足度を高めようとする企業が増えている。農機の開発などを手がける大手機械メーカーは10月、大阪にある研究所の中に従業員専用のトレーニングジムをオープン。以前は更衣室として活用していたスペースだったが、休憩時間に運動をしたいという従業員の要望に応えて改装し、全国でジムを展開する会社に運営を委託している。役職や部署を超えたコミュニケーションが生まれる効果も出ているという。福利厚生で従業員は安く利用できる。研究所の従業員約3000人のうち800人以上が登録した。
秋田県に国内最大規模の工場を持つ大手電子部品メーカーは、もともと寮はあったが老朽化に伴い去年、由利本荘市内に11棟、351室の若手社員向けの寮を新設した。間取りは1DK。この地域の家賃相場よりも安く住めて、プライベートな空間が保たれている。共有スペースでは、従業員どうしでコミュニケーションがとれる工夫もある。従業員用の食堂に加えて、自由に調理して食事ができるスペースを用意した。仕事以外でも交流を深める場として活用されている。昼間は社員寮を地域の人にも開放している。従業員が地域の人たちとふれあえるイベントを定期的に開くことで、地域に溶け込み定着できるような環境を目指している。
秋田県に国内最大規模の工場を持つ大手電子部品メーカーは、もともと寮はあったが老朽化に伴い去年、由利本荘市内に11棟、351室の若手社員向けの寮を新設した。間取りは1DK。この地域の家賃相場よりも安く住めて、プライベートな空間が保たれている。共有スペースでは、従業員どうしでコミュニケーションがとれる工夫もある。従業員用の食堂に加えて、自由に調理して食事ができるスペースを用意した。仕事以外でも交流を深める場として活用されている。昼間は社員寮を地域の人にも開放している。従業員が地域の人たちとふれあえるイベントを定期的に開くことで、地域に溶け込み定着できるような環境を目指している。