国技館では夏場所に向けて土俵築が行われていた。責任者は呼出の志朗さん。土俵を作るのは呼出の役目。初日は古い土と新しい土の入れ替えをし、周りを固めている。約10tの土を3日間かけて固める。土俵には66俵が必要で、中に土や砂利を入れ縄で結んで作っていく。15日間使うため固さが重要である。国技館の「日本相撲協会診療所」は本場所の期間以外は一般人も利用できる。荷物用の秤量計を体重計に使っている。カプセル型の体脂肪計は中を密閉し空気の圧力の変化で体脂肪率を測定する。力士は足の裏が分厚いため、一般の体脂肪計では正しく測れない。支度部屋は力士らが準備運動をする場所で、奥の真ん中の正面を向いて座れるのは横綱だけとなっているが、優勝した力士は千秋楽の日に座れる。相撲博物館では12日から歴代の横綱の写真や綱などが展示される企画展をやっており、本場所中は親方のトークショーなどが開催される。