強い台風10号はあさって火曜日以降、西日本から東日本に接近する見込み。西日本では猛烈な風が吹くほか、西日本と東日本の太平洋側を中心に大雨となる見込みで、厳重な警戒が必要。台風の接近を前に大阪管区気象台はきょう、説明会を開き、警戒点などを呼びかけた。台風の接近が今月相次ぐ中、防災について学べる「本所防災館」(東京・墨田区)では、台風並みの雨や風の中では思うように動けないことや、周囲が冠水したときなどには水圧によってドアを開けるのが難しくなることなど、体験を通して大雨などの危険性を学んでいた。強い台風10号は今後も発達しながら北上して、あさって火曜日に非常に強い勢力になったあと、あまり勢力を弱めないまま西日本から東日本に接近する見込み。西日本では猛烈な風が吹くおそれがあるほか、あさって夕方までの24時間にいずれも多い所で東海と四国で200ミリ、近畿と九州南部で150ミリの雨が降ると予想され、西日本と東日本の太平洋側を中心に、翌28日にかけて大雨になるおそれがある。
今回の台風は2018年の台風21号に勢力や進路が似ている。台風21号が接近したときは、大阪で58.1メートルの最大瞬間風速を観測。関西空港では強風で流されたタンカーが衝突して、連絡橋が壊れた。専門家は、今回の台風はまだ進路予想に幅があることから、広い範囲で備える必要があると呼びかけている。
今回の台風は2018年の台風21号に勢力や進路が似ている。台風21号が接近したときは、大阪で58.1メートルの最大瞬間風速を観測。関西空港では強風で流されたタンカーが衝突して、連絡橋が壊れた。専門家は、今回の台風はまだ進路予想に幅があることから、広い範囲で備える必要があると呼びかけている。