伊勢神宮の参拝では外宮から参拝するのが習わしとのことで、まずは正宮 豊受大神宮を訪れ参拝を行う。ここでは自分の願いではなく感謝の気持ちを伝えるのが習わしだそう。ここに祀られるのは衣食住の神様である豊受大御神で、天照大御神の世話や食事を司る神とされている。また外宮では神々に食事を捧げる神事があり、古式ゆかしい方法で起こした清らかな火で神饌を用意するそう。神饌が運ばれるのは朝夕の1日2回で、1500年間一日も欠かさず行われてきたそう。また20年ごとに社殿など全てを新しく作り直しているが、これは人間の人生儀礼に当てはめた場合にひとつの区切りとなる年数であることや技術の伝承、御社殿の老朽化など全ての意味で文化を伝えるのに丁度よいタイミングだったのではないかと考えられるとのこと。