東京・八王子市の多摩美術大学の学生が、卒業にあたって制作した絵画や版画、彫刻など数百点の個性豊かな作品の展示会が、多摩美術大学八王子キャンパスで開かれ、多くの来場者でにぎわっている。多摩美術大学で開かれている展示会には、ことし美術学部を卒業する学生などが制作した日本画や油絵、版画、工芸作品や彫刻、建築などさまざまな分野の個性豊かな作品、数百点が展示されている。このうちシルクスクリーンの作品では、空き瓶や花など日常生活に身近なものが描かれていて、デジタル化が進みオリジナルとコピーの境目が薄れつつある中での新たな価値観を示しているという。工芸作品では自分を表すしんちゅうに他者との関係に見立てた鉄を巻きつけ、時間の流れとともに豊かになっていく自分を表現した迫力ある作品が展示されている。