朝日新聞によると、シャインマスカットの栽培面積が巨峰を始めて上回ったことがわかった。巨峰と比べ比較的栽培しやすく単価も高いため切り替えが進んだとみられる。巨峰は1940年代に誕生。長年日本一の栽培面積を誇っていたが2003年以降徐々に減少。シャインマスカットは開発された2007年から栽培面積が1300倍以上に拡大。ブドウの取扱量について、巨峰は約2146トン、シャインマスカットは約8152トン(東京都中央卸売市場2024年)。今では高級ブドウの代名詞ともなっているが様々な問題も。シャインマスカットは中国や韓国に苗木が流出。無断生産され安価で海外市場に流通している。さらに先月、農林水産省がニュージーランドへシャインマスカットの栽培権の譲渡を検討。これに山梨県が反発、知事らが小泉農水相のもとに。国産シャインマスカットの価値を守るため、輸出整備や品質をうちだす活動の強化を要求。
