今回は皮膚科医の藤本智子さんと汗の悩みを抱える人に心理的なサポートを行っている藤後悦子さんとお伝えしていく。まずは汗が多いという悩みから。汗かきと多汗症の違いは6項目の中で2項目が当てはまり局所的に過剰な発汗が半年以上続く場合は多汗症と診断しているという。重要なのは「体質×困り感」という組み合わせとなっており、どれだけ汗が多くても本人が困ってなければ治療をする必要はないというようなところで分けているとのこと。遺伝もあるかについては遺伝する可能性があり、更年期・薬の副作用など別の要因もある可能性もあるという。治療法については保険適用の薬が出てきており、まずは保険適用の塗り薬をやっていただき改善しない場合にも部位によってそれぞれ治療がある。悩みを言えない人は過去につらい経験がある人がほとんどで、その1つとして”たかが汗”という周囲の理解不足だという。社会の清潔圧力というのもあり汗をかかないさらさらしている人がいいというのもあり、汗は汚いというイメージが作られてしまっていて当事者は汗は隠さないと駄目だと思い込んで相談しにくくなっているかもしれないとのこと。