アルツハイマー型認知症を公表した歌手・橋幸夫(82)。先週火曜日、夢グループ・石田社長は「正月明けの1月から歌もちょっと忘れるというか、大阪公演のとき3曲とも歌えなかった」と明かした。コンサートに支障をきたすほどの症状。公表後もステージに立ち続けている。1960年17歳で芸能界入り。デビュー曲「潮来笠」はミリオンヒットを記録し、レコード大賞新人賞を受賞したほか、紅白歌合戦への出場を果たすなどトップスターへ駆け上がった。同世代の西郷輝彦・舟木一夫と共に御三家と呼ばれ昭和歌謡を席巻、数多くの映画にも出演。デビューから2年、吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」でレコード大賞を受賞。1966年リリース「霧氷」で当時史上初となる2度目のレコード大賞を受賞。歌手の夢を後押ししてくれた母が認知症になり、当時の壮絶な日々を自身の著書(「お母さんは宇宙人」角川文庫)に綴っていた。繰り返された徘徊、さらに幻視・幻聴と症状は深刻化。歌手活動と並行して介護に奔走した。母が認知症を発症したのは現在の橋と同じ82歳。きょうコンサートを見に来たファンは「かえって舞台で歌ったほうがいい。歌詞間違っても構わない」「勇気づけられる」とコメント。
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