大分市の山間にたつ一心寺。寒行は半世紀近くこの川で行われてきた。元々はこころの汚れや行いを見つめ直すために寺の僧侶が行ってきた。10年ほど前からは一般の人たちも参加できるようになった。その夜集まった参加者はおよそ15人。新貝誠斗さんは4年連続の参加で、仕事の人間関係、責任の重さに悩み、退職を機に寒行への挑戦を決意した。夜になると参加者は川の中へ。水温は4.8度という中読経が行われた。参加者は思い思いに自身の体に水をかけた。去年再就職をした新貝さんは、今年は新たな決意で寒行にのぞんだ。修行が終わると、境内の風呂が温めてくれる。