倉敷市の大原美術館で西洋と日本の美術作品を4つのテーマに分けて紹介する特別展が開かれている。特別展は主に19世紀以降の西洋と日本の芸術家の絵画や彫刻など109の作品を4つのテーマごとに分けて展示することで、多くの人に美術に親しみを持ってもらおうと企画された。西洋美術と日本近代美術の交差というコーナーには、岸田劉生とフランスの画家・ゴーギャンがそれぞれ描いた人物画が並べて展示されている。岸田劉生の「童女舞姿」は岸田の長女・麗子をモデルに東洋的な雰囲気を出すことで、少女の持つ美しさを表現している。一方、ゴーギャンが南太平洋のタヒチで制作した「かぐわしき大地」は南国の女性や風景がゴーギャンならではの太い線と鮮やかな色彩で描かれている。特別展は今月23日まで。
住所: 岡山県倉敷市中央1-1-15
URL: http://www.ohara.or.jp/201001/jp/
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