18日のNY株式市場について、大和証券キャピタルマーケッツアメリカのシュナイダーさんは「先週は利下げ期待の後退やトランプトレードの巻き戻しで下落した反動から、きょうは押し目買いが優勢。きょうはアップルが買われセールスフォースが売られるなどまちまちでヘルスケアが重しとなっている。ナスダックではトランプ次期政権が自動運転の規制緩和に前向きと伝わったテスラが上昇する一方、20日に決算を控えるエヌビディアが警戒感から軟調。エヌビディアは8日からダウ銘柄にも採用され、ブラックウェルの見通しが今後の相場を左右しそう」などと話した。また、先週15日に発表された小売売上高について「10月の小売売上高は前月比0.4%増と市場予想を上回り、9月分は0.8%増に上方修正された。10月としては観測史上2番目に暖かく、降水量が2番目に少ないという天候が経済活動を後押しした。また、所得が順調に伸びる中、ガソリン価格は前年比13.2%低下、クレジットカードの延滞率もコロナ前の水準に正常化が進んでいる。南東部ではハリケーンに備えた買いだめやハリケーン後の復興需要など特殊要因もあった様子。パウエル議長は14日、『アメリカ経済は極めて好調で、先進国の中でずば抜けて強い』と発言した。利下げペースが遅れる可能性はあるが、消費の強さは株式市場にとってプラス」と伝えた。