住宅情報サイトが調査した関東1都4県の住みたい街ランキングが発表された。1位となったのはことしも横浜だった。今回、注目するのは2位の大宮。このところ支持を広げ、住宅情報サイトの担当者は横浜との2強化が進んでいるとしている。毎年発表されているこのランキング。王者、横浜はことしで8年連続の1位。一方、追う大宮は2018年の9位から着々とランクアップ。去年、ことしと2位につけた。なぜ大宮への支持が広がっているのか。調査を行った住宅情報サイトの分析によるといちばんの魅力はアクセスのよさ。大宮駅にはJRの在来線や新幹線、私鉄などが乗り入れまさに交通の要衝となっている。都心へも乗り換えをせずに30分から40分ほどで移動できる。住宅情報サイトによると駅周辺には大型商業施設や飲食店など1000を超える店舗が集まっている。駅直結の商業施設では先月も若い世代に人気のファッション雑貨の店がオープンするなど新たな出店が続き利便性が高い。さらにこちらは大宮駅から歩いて15分ほどの神社の参道。ケヤキ並木に飲食店などが軒を連ね、人気のスポットになっている。近くには動物園などがある県営の公園もあり多くの家族連れなどが訪れる。では今後大宮が横浜を抑えて1の座に就くことはあるのか。専門家は「より生活に密着した零囲気がある大宮が、横浜の住宅価格や家賃が上がることによって上げてくる可能性がある」とした一方、大宮も追う立場から追われる立場になるかもしれないなどと指摘。きょう発表された住みたい街ランキングでも都心へのアクセスが便利で、都心に比べて家賃が比較的手ごろな郊外の街が順位を上げている。