- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像。
きのうまでの4日間、岩手県大船渡市の山林火災で消火活動にあたったさいたま市消防局の隊員37人はきょう未明、さいたま市内に戻った。指揮を執った柴崎栄消防司令長は消火に使える水が限られ、飛び火を抑えられなかったと現地の状況を振り返った。また一見、火が収まったように見える現場でも地中に火種が残っていて再び火が出る状況も続いているという。そのような中、隊員たちは火種を見つけ地中に直接水をかけて消火する活動を進めたという。
千葉県知事選挙は今月16日の投開票日まであと10日。選挙戦は中盤に入っている。2期目を目指す現職に新人3人が挑む構図の中、きょうは「水道料金」政策について比較する。千葉市や船橋市などで県内の人口のおよそ半数に水を供給している県営水道。県は設備の老朽化や物価高などを理由に2026年度をめどに2割程度、料金を値上げする方針を示した。値上げには懸念の声もある。千葉市内のラーメン店では洗い物に使った水をためておき、掃除に利用するなど節水に取り組んでいる。それでも水道料金は下水も含めて月に3万円ほどかかる。今月には食材費の値上がりを受けて8年ぶりにメニューの価格を改定。これ以上の値上げを価格に反映するのは難しく経営の厳しさは増している。水道管の老朽化は今、大きな課題になっている。去年7月には千葉市と松戸市で水道管が相次いで破損。大量の水が道路にあふれた。いずれも埋設から60年以上が経過した水道管が原因だった。水道管の交換は県内の各地で進められている。県営水道の水道管で法定耐用年数の40年を経過しているのは全体の3割ほどに上る。県は将来の水道事業の収支を試算した結果をもとに2割程度の値上げ方針を打ち出したが、その詳しい根拠は明らかにしていない。NHKで各候補者へのアンケートで水道料金の県の値上げの方針について尋ねたところ、熊谷氏、黒川氏は賛成、小倉氏、立花氏は反対と回答。
千葉市では知事選挙とともに市長選挙も行われる。市長選では2期目を目指す現職に新人2人が挑む構図となっている。市は下水道の料金を2026年度から平均15%程度値上げすることを検討していて争点の1つになっている。市の下水道料金は今年度初めにも平均5%ほど値上げされた。再びの値上げが必要な理由として市は老朽化が進む設備の維持管理費の増加などを挙げている。加えて、県などと運営費を分担している下水処理施設の負担金が来年度から引き上げに。人件費や光熱費の高騰が原因だという。15%程度の値上げが行われると一般的な家庭の負担は月に320円程度増える見通しで議論が交わされている。下水道料金の引き上げについて各候補者のアンケートへの回答によると、寺尾氏と杉田氏はともに反対。現職の神谷氏は賛成と回答。
千葉県知事選挙と千葉市長選挙の投票日は今月16日。
関東の気象情報が伝えられた。
住宅情報サイトが調査した関東1都4県の住みたい街ランキングが発表された。1位となったのはことしも横浜だった。今回、注目するのは2位の大宮。このところ支持を広げ、住宅情報サイトの担当者は横浜との2強化が進んでいるとしている。毎年発表されているこのランキング。王者、横浜はことしで8年連続の1位。一方、追う大宮は2018年の9位から着々とランクアップ。去年、ことしと2位につけた。なぜ大宮への支持が広がっているのか。調査を行った住宅情報サイトの分析によるといちばんの魅力はアクセスのよさ。大宮駅にはJRの在来線や新幹線、私鉄などが乗り入れまさに交通の要衝となっている。都心へも乗り換えをせずに30分から40分ほどで移動できる。住宅情報サイトによると駅周辺には大型商業施設や飲食店など1000を超える店舗が集まっている。駅直結の商業施設では先月も若い世代に人気のファッション雑貨の店がオープンするなど新たな出店が続き利便性が高い。さらにこちらは大宮駅から歩いて15分ほどの神社の参道。ケヤキ並木に飲食店などが軒を連ね、人気のスポットになっている。近くには動物園などがある県営の公園もあり多くの家族連れなどが訪れる。では今後大宮が横浜を抑えて1の座に就くことはあるのか。専門家は「より生活に密着した零囲気がある大宮が、横浜の住宅価格や家賃が上がることによって上げてくる可能性がある」とした一方、大宮も追う立場から追われる立場になるかもしれないなどと指摘。きょう発表された住みたい街ランキングでも都心へのアクセスが便利で、都心に比べて家賃が比較的手ごろな郊外の街が順位を上げている。
東京・浅草の観光名所、浅草寺の仲見世の屋根で80年ぶりに進められてきた全面的ふき替え工事がまもなく終わることになり新しい銅板で覆われた屋根がきょう報道陣に公開された。工事が行われているのは土産物店や飲食店など87店が軒を連ねる浅草寺の仲見世。およそ2100平方メートルの屋根を覆うため7100枚の銅板が使われるという。ここ数年は雨漏りするなど屋根の老朽化が目立っていた。このため1945年の東京大空襲で屋根の一部が焼失して以来となる全面的なふき替え工事が去年から進められてきた。工事は順調に進み8割ほど終わったためきょう報道陣に赤褐色の真新しい銅板で覆われた新しい屋根が公開された。銅板は今後、時間とともにさびによって青みがかった緑色に変化していくという。屋根のふき替え工事は来週末にも完了するという。
さいたま市南区のタクシー会社が始めたきくらげ栽培を紹介。車庫の隣にプレハブで栽培しており、作業をしているのはこの会社の常務、清水雄一郎さん。ふだんはタクシーを運転しているが、栽培を始めて5年、今では年間10トン、1000万円ほどの売り上げがある。なぜタクシー会社がきくらげを栽培しているのか。実は地域の足をなくさないためのきくらげ事業ということで始めたという。さいたま市南区で社員30人ほどのタクシー会社を営む清水さん。創業から54年、地域に根ざしたタクシー会社として地元の人の生活を支えてきた。しかし新型コロナの感染拡大で危機が訪れた。2020年4月のある一日の売り上げは17万円ほど。月に500万円の赤字が出て倒産の危機に立たされていた。追い込まれた清水さんは乗務員たちと収益を上げるためのアイデアを出し合った。インターネットで栽培キットを購入し会社のシャワー室で育ててみると3週間ほどで食べられるほどに成長。生のきくらげのおいしさを知り事業化を目指すことにした。栽培は試行錯誤の連続で、当初はビニールハウスで作っていたが冬場の温度管理が難しく栽培期間は4月から10月の間だけだった。そこで2022年からはプレハブで育てることになり、清水さんみずからソーラーヒーターを設置し1年間を通して栽培が可能になった。翌年からは空き家での栽培も開始。清水さんみずから断熱材を入れ光熱費を抑えて栽培できるようにした。こうして作ったきくらげは地元の八百屋や飲食店に販路を拡大してきた。そして地域の学校給食にも採用。サラダや中華スープに入れたり。さらにはつくだ煮にするなどさまざまな調理法で提供されている。中でも清水さんおすすめの食べ方が湯通ししたものをポン酢やわさびしょうゆで食べるというもの。このきくらげ事業はいずれ会社の柱になる勢いで伸びているというが地域の公共交通を守るという信念は貫くという。
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スタジオでは倒産危機に対する策としてきくらげに賭けた判断力に驚いたなどと話された。
都内午後3時半現在の特殊詐欺電話の発生状況が伝えられた。
去年12月、千葉県我孫子市に住む20代の男性の携帯電話に愛知県警の警察官を名乗る女からマネーロンダリング事件の犯人があなたを仲間だと言っている。事情聴取のため愛知県に来てくださいと電話があった。男性が遠くて行けないと伝えると捜査員だという別の男から「SNSのビデオ通話で事情聴取をする」と言われた。実際にビデオ通話をしたところ画面には警察官の制服のようなものを着た男が映り警察手帳に似たものを見せてきたという。話を信じた男性は相手の要求に従ってATMで金を振り込み160万円余りをだまし取られた。警察官を名乗る特殊詐欺の被害が相次いでいるが警察がビデオ通話で事情聴取をしたり警察手帳を示したりすることはない。今回のケースのようにビデオ通話に誘導されたら最寄りの警察署に相談を。
(中継)横浜市港北区。週末に子どもが主役の防災イベント「こども防災フェア2025」が行われ、省エネのLEDを使ったランタンを作りなどが体験できる。またねんドルの岡田ひとみさんが登場し、粘土を楽しみながら防災を学ぶワークショップに参加する。さらに実証実験中のオンデマンドバスも展示される。アプリや電話を使ってこのバスを呼ぶと61か所の乗り場に来てくれるという。また中のモニターが地域防災について教えてくれるとのこと。港北区の防災担当者・渡部駿さんは「港北区では子育て世帯が多いという特徴がある。子どもたちに楽しく防災について学んでもらうことで地域全体の防災力を高めていきたいと考えている」とコメントした。
全国の気象情報が伝えられた。
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番組では「高校授業料無償化」「年収103万円の壁」などについて、視聴者からの意見を募集している。
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