松山翔平記者のスタジオ解説。大橋悠依選手はことし3月にパリオリンピックの代表選考がありそこでも「負けたら引退」と自ら宣言してのぞんで代表の座を掴んだ。パリに向けても「全て終わったあとにもう泳ぎたくないぐらい泳ぎたい」と話していて強い覚悟をひしひしと感じた。東京オリンピックのあとには引退することも考えていたという。それでも続けてきたモチベーションのひとつがオリンピックの舞台で自分の泳ぎを多くの人に見てもらいたいという気持ちがあると話していた。水泳を習う子どもが少なくなっているなかで自分の泳ぎを通じて魅力を知ってもらいたい、水泳を体作りのひとつとして選んでもらいたいと考えている。5月には日本を出国し本番までヨーロッパで合宿やレースに参加。心肺機能を高めるため標高2300mの高地トレーニングを4年ぶりにしている。個人メドレー2種目で日本記録を持っているがそのいずれも高地トレーニングを行ったあとに出した記録。コーチによるとトレーニングは順調だという。東京五輪に比べ全体的なタイムのレベルが上っているので大橋選手も日本新記録レベルを出さないとメダル争いに絡んでこれない。