罪を犯した人の立ち直りを支援する保護司。5月には保護司が殺害される事件も起きた。保護司はボランティアだが制度はどうあるべきなのか。“不良”から保護司になった男性を通じて考える。滋賀県大津市で今年5月に起きた事件では、保護司の男性が自宅で殺害され、保護観察を担当していた男が逮捕された。電気工事会社で働く十島和也さん。保護司歴は6年で仕事終わりに活動を行う。この日やってきたのは10代の兄弟。傷害などで保護観察処分となり、今年の始めから十島さんと面談を続けている。兄弟にとって十島さんは怒るときは怒ってくれるなど支えになっているという。十島さんは保護司が殺害された事件について「なにかやられると思って話してたら心なんか開けない。」などと話した。保護司は非常勤の国家公務員だが報酬の無いボランティア。